「剣客商売(池波正太郎)」全16巻読了(読破)!
3〜4年前に知人の薦められ、見事にはまり込んで一気に読み切ってから二度目の読破です。
一言に「カッコイイ」です。また、義理、人情や風情、旬などと言う、薄れつつある「何か」を思い起こさせてくれる作品です。また、「勧善懲悪」な分かりやすい世界も良いですね。
読了といいながら、番外編が2作品ありますので、もう少し楽しみます ^o^
「剣客商売(池波正太郎)」全16巻読了(読破)!
3〜4年前に知人の薦められ、見事にはまり込んで一気に読み切ってから二度目の読破です。
一言に「カッコイイ」です。また、義理、人情や風情、旬などと言う、薄れつつある「何か」を思い起こさせてくれる作品です。また、「勧善懲悪」な分かりやすい世界も良いですね。
読了といいながら、番外編が2作品ありますので、もう少し楽しみます ^o^
「山本五十六(阿川弘之)」読了!
歳のせいか、若い時分にキチンと勉強してこなかったせいか、それとも徐々に社会全体がきな臭くなってきたせいなのか、最近は「戦争」と言う史実を知っておきたいと思うようになっています。本作は「永遠の0」の延長で、海軍について知りたいと思い、手にしてみました。
さすがに小説とは違い、著書による山本五十六の人物研究と考察的な内容ですので(さらに昭和40年の作品でもあり)、チト読みづらい部分も多くありましたが、とても勉強になりました。まだ、70年程しか経っておらず、体験者も存在しているのに、歴史上の出来事のひとつとして捉えられるには早すぎるように感じます。もう少し色々な角度や方法で向き合い、自分なりの理解と考察を持てるようになってみたいと思います。
「愛娘にさよならを 刑事 雪平夏見(秦建日子)」読了!
先に読み始めていた長編を一時中断して読んでみました。前作(殺してもいい命)の続編ですが、時間は続いているものの、ストーリーは全く違っています。なんだか、(読んだことはないが)連続ドラマの脚本みたいです。
意外な展開やスピード感は認めますが、小説としての完成度は高くないと思います。ドラマの枠は超えていませんね、
。。。まっ、シリーズ読破と言う達成感はあるものの、作品としてはあまりお薦めできる内容じゃないです。。。
篠原涼子ファンはどうぞ。。。
さてと、中断した長編に戻るとします ^^;
「殺してもいい命 — 刑事 雪平夏見 (秦建日子)」読了!
ちとばかり古いが、ドラマ/映画「アンフェア」シリーズの原作第三作です。数年前(と言っても5年以上も前)に読んだ「推理小説」「アンフェアな月」の続編です。主人公の雪平夏見刑事のプロフィールはほぼ省略されているので、前作もしくはドラマ/映画を観たことがない方にはオススメできません。
テレビドラマのような推理小説仕立ての展開に引き込まれ、サクサク読み進められますが、次作「愛娘にさよならを」に続く(であろう)ラストはやりすぎ感満載です。ストーリーと言うより「だったら最初から上下二巻構成にしろよな!」です。
仕方ないので、さっそく自作をボチってみます ^^;
「永遠の0(百田尚樹)」読了!
「0」=「ゼロ戦」パイロットが主人公の悲しい物語です。
「愛する者を守るために」と、命をかけて戦う作品は多くありますが、ここでは「生きて還る」ために戦い続けたひとりの男を客観的視点で描いています。
パイロットをはじめとする「ゼロ戦」に関わった人たちの証言(回顧)という形で物語が進行しますが、かなりの部分が戦争の有り様の解説となっているので、海軍を中心とした史実を学ぶための参考書としてもお薦めです。
ただし「ゼロ戦や兵士たちは非常に優秀だったが、指揮官たちの誤った判断や無謀な作戦が敗戦を招いた」と言うメッセージが多く散りばめられていますので、読み手それぞれに受け止め方が異なるかもしれません。
単なる「愛情物語」としてではなく、70年ほど前に実際にあった「戦争」と向かいあうため、お薦めできる作品だと思います。
さて。。。どうしようか迷ったあげくに観なかった映画。。。しまったなぁ。。。どのように映像化されたかとても興味あるところです ^^;
「鍵のかかった部屋(貴志祐介)」読了!
同名ドラマの原作シリーズ第三弾です。前作と同じく四編構成でサクサクいけます。やはり同じく現実離れしたマニアックなトリックなので「ふーん」感満載です。
ただ、前作からの軽めのタッチは、さらに進化?し、二人の主人公(弁護士と怪しい防犯コンサルタント)どうしの掛け合いは、まるでコメディになっています。
ちなみに、ドラマの配役は原作のイメージ通りな感じですので、気になる方にはお薦めです(笑)
「狐火の家(貴志祐介)」読了!
ドラマ「鍵のかかった部屋」の原作シリーズの第二作です。第一作の「硝子のハンマー」が長編であったのに対してこちらは、四つの短編なので、サクサクと読めました。
それぞれの短編は独立して成り立っているのですが、所々で(地味に)繋がっているので、まるで連続ドラマのような味付けになっています。また、タッチも軽くなっていて(やっぱり地味に)笑える部分も多くあります。
ただ、トリックについては。。。前作同様、個人的にはマニアック過ぎて、あまり現実感がなく、解決してもスッキリとはしません。「ふぅーん」って感じです。
まぁ、これが作者のカラーなんだと思いますので、ミステリー好きでも評価が分かれるかもですね。
。。。と、いうわけで、好きかどうかよく分からないので、これからシリーズ第三作「鍵のかかった部屋」です(笑)
「終わらざる夏(浅田次郎)」(上/中/下)読了!
終戦前後の日本、特に北方を舞台とした作品て、国家が勝手に始めた戦争と言う行為に、理不尽なまま翻弄され続ける人々の人間模様を描いています。ハッキリ言って軽くはありません。
コメントし辛いのですが「戦争と言う歴史的事実」を学ぶことができる作品だと思います。
「硝子のハンマー(貴志祐介)」読了!
先に読んだ「悪の経典」の強い衝撃から、この作者の作品を読んでみたくなり、いつものブック⚪フで、ほとんど選ぶ事なく手にした一冊です。
内容は「悪の経典」とは違い、ミステリー仕立ての密室犯罪トリック解明で、(知らなかったのですが)某テレビ局のドラマ原作のひとつです。
鍵のかかった部屋
http://www.fujitv.co.jp/kagi/index.html
結構ボリュームありましたが、サクサク読めるので入り込んでしまい、朝から駅二つ乗り越してしまいました (^^;;
ただ、ちょっと手が混んだ展開とトリックのため、読み終えたときには「スッキリ!」より「メンドクサ!」って感じでした。でも、この作者の作品って、不思議と続けて読みたくなっちゃうんですね。
で。。。作品はシリーズ化されていて、第二、第三弾があるようなので、昨晩早速ポチってしまいました
単なるミーハー。。。かも知れませんね (^^;;
「真夏の方程式(東野圭吾)」「祈りの幕が下りる時(東野圭吾)」読了!
「真夏•••」は昨年暮れに読み終え、「祈り•••」は年明けから読み始めました。湯川で締めくくり、加賀へ引き継いだ読書の日々です(笑)。
どちらも、主人公のキャラクターを全面に出した作品で、映像をハッキリと見ることができます(まぁ、見てはいませんが映画化されてますからね)。
ただ、キャラクター像がハッキリしている分、自分なりのイメージを作り辛いのですがね。。。(汗)
「 祈り•••」は「新参者」の加賀恭一郎ファンにはお薦めです。「麒麟の翼」も先に読んでおくと、より面白いと思います。