「読書」カテゴリーアーカイブ

【読書】「天切り松 闇がたり」シリーズ 浅田次郎

「天切り松 闇がたり」シリーズ(全5巻)再読了!

  • 第一巻 闇の花道
  • 第二巻 残侠
  • 第三巻 初湯千両
  • 第四巻 昭和侠盗伝
  • 第五巻 ライムライト

に加え、勢い余り

  • 天切り松読本 完全版

まで読了!(汗)

大正から昭和初期にかけて、まだ江戸時代の文化を残しつつも、欧米からの華やかな文化が溢れる東京が舞台に、盗っ人集団である安吉一家が活躍します。とにかく、登場人物が恰好良い!「目細の安」を親分に、小頭の「説教寅」、紅一点の「振袖おこん」、天切りの技を伝える「黄不動の英治」、百面相の「書生常」。さらに、彼らの活躍を現代に語って聞かせる「天切り松」こと松蔵翁。活気溢れる当時の東京と個性豊かで侠気に満ちた彼らの言動があいまって、この物語が魅力的に出来上がっているように感じます。特に切れの良い江戸言葉?東京弁?は最高です。

6月に「第五巻 ライムライト」を読んだところで、もう一度読みたくなり、第一巻から読み直し、結局は第五巻を再度読んでしまいました(汗)。さらに我慢できなくなり解説本である「天切り松読本」にまで手を出してしまう始末。近いうちに、活躍の舞台となった下町界隈を読本片手に散策してみようかしら。。。と。まぁ、一種の「ビョーキ」ですな(汗)。

さてさて、しばらく古き良き東京に居ましたので、次は現代に戻ってみようかと。

 

 

【読書】「天切り松 闇がたり(第五巻) ライムライト」浅田次郎

「天切り松」シリーズの最新刊「ライムライト」読了!

最新刊と言っても、2016年8月に文庫本として発刊されているのですがね。。。汗

前作の「昭和任盗伝」読んだのが2010年8月なので約7年振りの「おかえりなさい」かな?まぁ、作品そのものも2008年3月から8年と5か月振りですが、個性的な登場人物達はまったく時間の流れを感じさせず、活き活きと物語を綴ってくれています。

全作を通して、昭和初期の魅力的な東京の風景や人情を感じることのできる作品です。個人的には、今もあの時代の時の流れの速度や不便さであっても良いのではないかな?と思ったりもします。

本作は6夜分(編)の天切り松の闇がたりで構成されており、他の4作も同じく5~6夜分が収められています。サクサクと読めるのですが、搭乗人物のキャラクタ設定や時代背景等は1作目(闇の花道)で語られていますので、まずはここから話を聞いてください。

読み終えた後に、心が温かくなります。現代のスピードや人間関係に疲れた方にお薦めかも?です(笑)

さてさて、一度読んだとは言え、さすがに7年前ですのでかなりの部分を忘れているので、改めて第一巻から読み直してみるとしましょう!

 

【読書】「インフェルノ」ダン・ブラウン

ラングドン教授シリーズの第四弾「インフェルノ(上/中/下巻)」読了!

面白かった!の一言です。

「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」に続く(であろう)映画化に備えて、前作の「ロスト・シンボル」はしっかりと読んでいたのですが、なぜか発刊に気づかなかった本作が先に映画化されてしまったため、昨年公開された際には原作を読まずに見ることになっちゃいました。とても楽しめる映画でしたが、さすがにダンテの「神曲」は・・・・知りませんがな・・・と言うことで、中途半端感満載でした(汗)。

今回、原作を読んだことで、本作(映画を含めて)の面白さを改めて感じることができました。ただね・・・映画はね・・・実はね・・・と、言うことで内緒、内緒・・・。

気になる方は、原作読んでからビデオを見てください。

さてさて、本作の舞台のフィレンツェやダンテの「神曲」がかなり気になってきました。経済的な理由により、まずは「神曲」へ挑戦かな?(笑)

 

【読書】「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」岩崎夏海

「いまさら・・・」感満載ではありますが「もしドラ」読了!(汗)

いつものブック〇フで200円の特価ワゴンに入っていたので、ついつい・・・・。

実際に読み始めてみると、テンポ良くストーリーが展開されるので、サクサクと読み進めることができました。まぁ、普通の小説としては物足りないと感じたのは事実ですが、ドラッカーの言葉を理解するためには最高の入門書だと思います。

これまで自分自身がやってきた事を振り返って反省する良い機会でした。現場でマネジメントをやっている(やっていた?)おぢさん達にもお薦めです(笑)。

【読書】「沖縄よ、甘えるな!」惠 隆之介

新・沖縄ノート「沖縄よ、甘えるな!」読了!

いやいや・・・右だ、左だ・・・と言うこともなく、単純に沖縄について勉強したくて読んでみました(汗)。確かに、結構偏った内容になっているとは思いますが、もともとは歴史と言う事実をもとにしていますので、捉え方や着目点の違いによるものなんでしょうね。

まぁ、色々と勉強になりました!

と言うわけで次なる一冊へと!

【読書】「千里眼 クラシックシリーズ」松岡圭祐

1月に読み始めた「千里眼 クラシックシリーズ」読了!・・・と言うより、全12タイトル(16冊)を3ヶ月半かけて読破!です。

  

  1. 千里眼 完全版
  2. 千里眼 ミドリの猿 完全版
  3. 千里眼 運命の暗示 完全版
  4. 千里眼の復讐 [完全新作]
  5. 千里眼の瞳 完全版
  6. 千里眼 マジシャンの少女 完全版
  7. 千里眼の死角 完全版
  8. ヘーメラーの千里眼 完全版 上・下
  9. 千里眼 トランス・オブ・ウォー 完全版 上・下
  10. 千里眼とニュアージュ 完全版 上・下
  11. 千里眼 ブラッドタイプ 完全版
  12. 千里眼 背徳のシンデレラ 完全版 上・下

昨年末に気軽に読み始めた「催眠」で足を踏み入れてしまった「千里眼」の世界は、元自衛官の主人公(岬美由紀)の活躍ぶりに多少?かなり?やりすぎ感もありますが、臨床心理士としての心理戦にはすっかり惹き込まれてしまいました。

発生する事件が実在する場所や団体など、事実の上に設定されているため、フィクションとは分かりつつも、現実味をもって飛び込んできます。ただ、発生する事件の規模が大きすぎる(国家消滅、戦争勃発)ことで、現実離れな感となり、それがちょうど良いバランスとなっている気もします。

本シリーズの「2. ミドリの猿」、「3. 運命の暗示」は連続した内容ですが、それ以外は独立したエピソードです。ただし、登場する人物や団体は共通しており、過去のエピソードが引用されたりしますので、順に読む必要があります。特に「12. 背徳のシンデレラ」は、シリーズの締めくくりとなる作品で、さまざまな謎が解き明かされる内容ですので、決して先に読まないように(笑)。

全て作品でヒロインの超人的な活躍により難事件が解決されますが、事件の内容や背景が異なっているため、長編シリーズながら飽きることなく読み進めることができました。

「万能鑑定士Qの事件簿」に続き、「千里眼」と松岡シリーズを読破したぞ!・・・と思ったら、「千里眼 The Start」からなる続編の新シリーズ(10タイトル/14冊)が存在していることを知り、驚愕!?しています(汗)。

まっ、新シリーズはまたの機会にしておきましょう。。。

 

【読書】「千里眼 完全版」松岡圭祐

昨年最後に読了した「カウンセラー」に続いて松岡圭祐作品「千里眼」を完全版で読了!

本作品は12タイトル(全16冊)で構成されるシリーズで9冊が手もとにあるので、ブック◯フ通いしながら暖かくなる頃まで楽しめそうです(笑)

ちなみに「完全版」は、すでに小学館から発刊した同タイトルの作品を大幅に手を入れて、角川文庫から別シリーズとして刊行したものです。さすがに両方。。。ではなく、新シリーズを選択しました。

臨床心理士が主人公で、「催眠」「カウンセラー」と同じく、「心」の動きを切り口に事件に向かい合います。たしか「カウンセラー」には、本シリーズの主人公がチラと登場したりします。

軽快なタッチと後半に向かってのドラマチックな展開に引き込まれ、出勤時に駅を間違えて降りてしまったりも。。。ただ、後半はあまりにスケールが広がり過ぎた感もあり、現実感と言う観点からは???でした。例えるなら「ミッションインポシブル」「007」シリーズ並みの展開でした(汗)

さてさて、少しばかりやり過ぎ感はありますが、面白い事に間違いありませんので、しばらくは「千里眼」の世界を楽しみます。

【読書】「カウンセラー 完全版」松岡圭祐

先に読了した「催眠」の続編となる「カウンセラー」を完全版で読了!

前作から内容が引き継がれているわけではなく、登場人物が一緒と言うシリーズです。ただし、前作以上に「臨床心理士」と言う役割が明確な作品だと思います。

(ネタバレかもしれませんが・・・)

自分を含めて、誰しも何らか心に病を抱えているんだな・・・と。とても難しい内容を軽いタッチで描いています。前半は事件の背景を、後半は臨床心理士と犯人との静かな闘いです。

この作品は好き嫌いが別れるかと思いますが、個人的にはお薦めです。ゆっくりとしたテンポで、奇想天外な展開もありませんが、読み終えたときに、温かい気持ちになれる作品だと思います。

【読書】「火花」又吉直樹

芥川賞受賞作品「火花」読了!

むむむ。。。と言うか、何と言うか。。。何を伝えたいのかが分かりませんでした。自身の漫才師としての回顧録なのか、漫才師と言う職業を語ろうとしているのか、もしかすると偉大な先輩(師匠)の伝記?でした。ごめんなさいです。

色々と調べたり、取材したり、また当たり前に構成練ったり、書き直したりと、苦労と努力を重ねてきたと思いますが。。。根性だけで読み終えました。まぁ、きっと本作を理解できない「読み手=自分」が未熟なんでしょうね(汗)

さてさて、今年も残すところ2週間ほど。あと2冊よめるかな?

【読書】「ミッキーマウスの憂鬱」松岡圭祐

タイトル的には自分に似合わないが「ミッキーマウスの憂鬱」読了!

いつものブック◯フでタイトルだけで選んだ一冊です。まぁ、松岡圭祐の作品だから間違いはないだろう。。。です。

ただ、読み始めてみると結構もたつくような展開で、あらら。。。またやっちまったか!?と。しかし、読み始めたからには。。。と先へ読み進めて行くと、いつの間にかの松岡ワールドへ。

ちなみに、本作品はディズニーランド/シーの裏方が舞台で、そこで働くキャストが主人公で、決して表舞台には現れる事のない、様々ななシーンが描かれています。。。が、あくまでもフィクションですからね。どこまでが事実かは読み手の判断です(笑)

後半の展開、クライマックス、そして。。。

気になる方へはオススメの一冊です。