「読書」カテゴリーアーカイブ

【読書】「人魚の眠る家」東野圭吾(2019-3)

「ラプラスの魔女」に続き、東野圭吾作品を連続で読了!

読み終わった後、と言うか読んでいる最中から「さすが東野!」と唸ってしまう作品です。「脳死は人の死か?」と言うテーマを独自の観点で掘り下げ、(自分にとっては)納得できる形で終わっています。

多少医学に関する(小難しい?)話題がありますので、好き嫌いは分かれるかも知れませんが、全体として人間模様がしっかり描かれていますので、個人的にはオススメの一冊です。

面白すぎてサクサクと読み進められたおかげで、想定外の4日読了してしまい、出張先の本屋で慌てて次の一冊を購入しましたが・・・こちらも結構面白くて3日で読了しそうです(汗)。

今年は2ヶ月で3タイトル。良いペースですが、本の仕入れが間に合わなくなってしまうと言う嬉しい悲鳴です。

さて、Book○FFに行ってみるとしましょう!

【読書】「ラプラスの魔女」東野圭吾

久しぶりの東野圭吾作品です。やっぱりテンポがいいですねぇ~。そして、幾つかのエピソードが読み進めるうちにひとつに集まってゆく流れ。ページをめくる手が止まらず、あっと言う間の読了でした。まぁ、夢中になり過ぎて何度か電車を乗り過ごしそうになったりもしましたが・・・ね(汗)

幾つかの作品のパターンの中で「好き」な部類です。どんなパターンかって?それはネタばれになるので内緒と言うことで。

さてと、浅田次郎、東野圭吾とテッパンで1月を過ごしたので・・・次は・・・やっぱり東野だったりするのも内緒です(笑)

【読書】「黒書院の六兵衛(上/下巻)」浅田次郎

気がつけば2018年は3回の引っ越しに追われて本を読めておらず、blog更新もサボってしまった。まっ、しゃーない!と言うことで、2019年は読書もblog更新も楽しみながらしっかりやってみよう!

と言うわけで、まずは新年最初の読了は江戸城開城時を舞台とした浅田次郎の歴史小説「奥書院の六兵衛」。ちなみに、この作品は読み手によって感想が大きく異なるだろうなぁと思います。江戸城を舞台に全体が静かに流れ進みますが、これと言って大きな展開はありません。六兵衛と言う侍(旗本)を中心に物語が展開しながら、やがて大きな時代の流れと変化に話が繋がって行きます。

まぁ、個人的には「好き」な部類の作品で、過去にWOWOWでドラマ化されたようなので、再放送があれば見たいと思っています。

https://www.wowow.co.jp/detail/112383

今年はしっかりと読書するぞー、とBOOK○Fで東野圭吾と浅田次郎を合計7冊買い込んでしまいました(汗)。さてさて、今年は何作品読めますかね?まずは月2タイトル+αで30タイトルを目標にしようかしら・・・笑

【読書】「変身」東野圭吾

WOWOWのドラマ再放送を観て久しぶりに読みたくなったで、東野圭吾の代表作のひとつ「変身」を再々読了!もしかすると再々々読了だったかな?

部分脳移植後、次第にドナーの脳片に「心」を乗っ取られてしまう青年の変化=変身の様子を描いた作品です。テンポ良く読み進めるだけでなく、作品の世界にどっぷりと浸かりきってしまいました。ただ、久しぶりに読み直してみると、映画(玉木宏主演)やWOWOWドラマの良くできているなと。それだけ細部まで描写された映像化しやすい作品なんでしょうね。

「ガリレオ」や「加賀恭一郎」シリーズも良いのですが、個人的には「変身」「白夜行」「幻夜」など、ちょっと古い長編作品が大好きです。本棚見てると、以前読んだ本が並んでいて、あれこれと読みたくなってみたので、久しぶりに東野シリーズを引っ張り出してみようかしらと。

【読書】「天切り松 闇がたり」シリーズ 浅田次郎

「天切り松 闇がたり」シリーズ(全5巻)再読了!

  • 第一巻 闇の花道
  • 第二巻 残侠
  • 第三巻 初湯千両
  • 第四巻 昭和侠盗伝
  • 第五巻 ライムライト

に加え、勢い余り

  • 天切り松読本 完全版

まで読了!(汗)

大正から昭和初期にかけて、まだ江戸時代の文化を残しつつも、欧米からの華やかな文化が溢れる東京が舞台に、盗っ人集団である安吉一家が活躍します。とにかく、登場人物が恰好良い!「目細の安」を親分に、小頭の「説教寅」、紅一点の「振袖おこん」、天切りの技を伝える「黄不動の英治」、百面相の「書生常」。さらに、彼らの活躍を現代に語って聞かせる「天切り松」こと松蔵翁。活気溢れる当時の東京と個性豊かで侠気に満ちた彼らの言動があいまって、この物語が魅力的に出来上がっているように感じます。特に切れの良い江戸言葉?東京弁?は最高です。

6月に「第五巻 ライムライト」を読んだところで、もう一度読みたくなり、第一巻から読み直し、結局は第五巻を再度読んでしまいました(汗)。さらに我慢できなくなり解説本である「天切り松読本」にまで手を出してしまう始末。近いうちに、活躍の舞台となった下町界隈を読本片手に散策してみようかしら。。。と。まぁ、一種の「ビョーキ」ですな(汗)。

さてさて、しばらく古き良き東京に居ましたので、次は現代に戻ってみようかと。

 

 

【読書】「天切り松 闇がたり(第五巻) ライムライト」浅田次郎

「天切り松」シリーズの最新刊「ライムライト」読了!

最新刊と言っても、2016年8月に文庫本として発刊されているのですがね。。。汗

前作の「昭和任盗伝」読んだのが2010年8月なので約7年振りの「おかえりなさい」かな?まぁ、作品そのものも2008年3月から8年と5か月振りですが、個性的な登場人物達はまったく時間の流れを感じさせず、活き活きと物語を綴ってくれています。

全作を通して、昭和初期の魅力的な東京の風景や人情を感じることのできる作品です。個人的には、今もあの時代の時の流れの速度や不便さであっても良いのではないかな?と思ったりもします。

本作は6夜分(編)の天切り松の闇がたりで構成されており、他の4作も同じく5~6夜分が収められています。サクサクと読めるのですが、搭乗人物のキャラクタ設定や時代背景等は1作目(闇の花道)で語られていますので、まずはここから話を聞いてください。

読み終えた後に、心が温かくなります。現代のスピードや人間関係に疲れた方にお薦めかも?です(笑)

さてさて、一度読んだとは言え、さすがに7年前ですのでかなりの部分を忘れているので、改めて第一巻から読み直してみるとしましょう!

 

【読書】「インフェルノ」ダン・ブラウン

ラングドン教授シリーズの第四弾「インフェルノ(上/中/下巻)」読了!

面白かった!の一言です。

「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」に続く(であろう)映画化に備えて、前作の「ロスト・シンボル」はしっかりと読んでいたのですが、なぜか発刊に気づかなかった本作が先に映画化されてしまったため、昨年公開された際には原作を読まずに見ることになっちゃいました。とても楽しめる映画でしたが、さすがにダンテの「神曲」は・・・・知りませんがな・・・と言うことで、中途半端感満載でした(汗)。

今回、原作を読んだことで、本作(映画を含めて)の面白さを改めて感じることができました。ただね・・・映画はね・・・実はね・・・と、言うことで内緒、内緒・・・。

気になる方は、原作読んでからビデオを見てください。

さてさて、本作の舞台のフィレンツェやダンテの「神曲」がかなり気になってきました。経済的な理由により、まずは「神曲」へ挑戦かな?(笑)

 

【読書】「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」岩崎夏海

「いまさら・・・」感満載ではありますが「もしドラ」読了!(汗)

いつものブック〇フで200円の特価ワゴンに入っていたので、ついつい・・・・。

実際に読み始めてみると、テンポ良くストーリーが展開されるので、サクサクと読み進めることができました。まぁ、普通の小説としては物足りないと感じたのは事実ですが、ドラッカーの言葉を理解するためには最高の入門書だと思います。

これまで自分自身がやってきた事を振り返って反省する良い機会でした。現場でマネジメントをやっている(やっていた?)おぢさん達にもお薦めです(笑)。

【読書】「沖縄よ、甘えるな!」惠 隆之介

新・沖縄ノート「沖縄よ、甘えるな!」読了!

いやいや・・・右だ、左だ・・・と言うこともなく、単純に沖縄について勉強したくて読んでみました(汗)。確かに、結構偏った内容になっているとは思いますが、もともとは歴史と言う事実をもとにしていますので、捉え方や着目点の違いによるものなんでしょうね。

まぁ、色々と勉強になりました!

と言うわけで次なる一冊へと!

【読書】「千里眼 クラシックシリーズ」松岡圭祐

1月に読み始めた「千里眼 クラシックシリーズ」読了!・・・と言うより、全12タイトル(16冊)を3ヶ月半かけて読破!です。

  

  1. 千里眼 完全版
  2. 千里眼 ミドリの猿 完全版
  3. 千里眼 運命の暗示 完全版
  4. 千里眼の復讐 [完全新作]
  5. 千里眼の瞳 完全版
  6. 千里眼 マジシャンの少女 完全版
  7. 千里眼の死角 完全版
  8. ヘーメラーの千里眼 完全版 上・下
  9. 千里眼 トランス・オブ・ウォー 完全版 上・下
  10. 千里眼とニュアージュ 完全版 上・下
  11. 千里眼 ブラッドタイプ 完全版
  12. 千里眼 背徳のシンデレラ 完全版 上・下

昨年末に気軽に読み始めた「催眠」で足を踏み入れてしまった「千里眼」の世界は、元自衛官の主人公(岬美由紀)の活躍ぶりに多少?かなり?やりすぎ感もありますが、臨床心理士としての心理戦にはすっかり惹き込まれてしまいました。

発生する事件が実在する場所や団体など、事実の上に設定されているため、フィクションとは分かりつつも、現実味をもって飛び込んできます。ただ、発生する事件の規模が大きすぎる(国家消滅、戦争勃発)ことで、現実離れな感となり、それがちょうど良いバランスとなっている気もします。

本シリーズの「2. ミドリの猿」、「3. 運命の暗示」は連続した内容ですが、それ以外は独立したエピソードです。ただし、登場する人物や団体は共通しており、過去のエピソードが引用されたりしますので、順に読む必要があります。特に「12. 背徳のシンデレラ」は、シリーズの締めくくりとなる作品で、さまざまな謎が解き明かされる内容ですので、決して先に読まないように(笑)。

全て作品でヒロインの超人的な活躍により難事件が解決されますが、事件の内容や背景が異なっているため、長編シリーズながら飽きることなく読み進めることができました。

「万能鑑定士Qの事件簿」に続き、「千里眼」と松岡シリーズを読破したぞ!・・・と思ったら、「千里眼 The Start」からなる続編の新シリーズ(10タイトル/14冊)が存在していることを知り、驚愕!?しています(汗)。

まっ、新シリーズはまたの機会にしておきましょう。。。