浅田次郎の短編集「霧笛荘夜話」読了!
短編集と言っても「霧笛荘」と言う古いアパートに暮らしていた6人の住人の「生き様」を描いていますので、それぞれの作品に他の住人が登場しており、全体としては1つのストーリーとして仕上がっています
しかし、さすが「平成の泣かせ屋」です。登場する老若男女、それぞれの心の動きをしっかりと表現してくれており、その感情が読み手の心にジワジワと伝わってきます。
「幸せ」って何だろう?って少しばかり考えさせられる作品だと思います。
浅田次郎の短編集「霧笛荘夜話」読了!
短編集と言っても「霧笛荘」と言う古いアパートに暮らしていた6人の住人の「生き様」を描いていますので、それぞれの作品に他の住人が登場しており、全体としては1つのストーリーとして仕上がっています
しかし、さすが「平成の泣かせ屋」です。登場する老若男女、それぞれの心の動きをしっかりと表現してくれており、その感情が読み手の心にジワジワと伝わってきます。
「幸せ」って何だろう?って少しばかり考えさせられる作品だと思います。
数十年ぶりの赤川次郎作品読了!
出張先の本屋で見つけた一冊です。赤川次郎作品は大学の頃以来かな?まぁ、何冊も読んだと言う記憶がないので1〜2冊だったんでしょうが・・・ね(汗)
国家としての都合や体面が優先される世の中において、理不尽な扱い受けた主人公と周囲の人々の人間模様と、それに争う姿を描いています。まぁ、現在の日本を舞台(モデル?)にしていますので、現実味のある内容となっています。
ただ、個人的にはラストにかけての畳み込みが少しばかり雑な気がしました。伏線にある幾つかのストーリーが「あとは読者の想像にお任せします」となっており、モヤモヤ感が残ったかな・・・です(汗)
全体としてはテンポ良く展開して、登場人物がそれぞれ個性を持って動き回りますので、楽しみながら著者が提起する「問題」について考えることができる作品に仕上がっていると思います。こちらもサクサクと読み進めたので、なんと4日間読了でした。
さてさて、何となく調子に乗ってきましたので、30タイトルいけるかな?です(笑)
「ラプラスの魔女」に続き、東野圭吾作品を連続で読了!
読み終わった後、と言うか読んでいる最中から「さすが東野!」と唸ってしまう作品です。「脳死は人の死か?」と言うテーマを独自の観点で掘り下げ、(自分にとっては)納得できる形で終わっています。
多少医学に関する(小難しい?)話題がありますので、好き嫌いは分かれるかも知れませんが、全体として人間模様がしっかり描かれていますので、個人的にはオススメの一冊です。
面白すぎてサクサクと読み進められたおかげで、想定外の4日読了してしまい、出張先の本屋で慌てて次の一冊を購入しましたが・・・こちらも結構面白くて3日で読了しそうです(汗)。
今年は2ヶ月で3タイトル。良いペースですが、本の仕入れが間に合わなくなってしまうと言う嬉しい悲鳴です。
さて、Book○FFに行ってみるとしましょう!
久しぶりの東野圭吾作品です。やっぱりテンポがいいですねぇ~。そして、幾つかのエピソードが読み進めるうちにひとつに集まってゆく流れ。ページをめくる手が止まらず、あっと言う間の読了でした。まぁ、夢中になり過ぎて何度か電車を乗り過ごしそうになったりもしましたが・・・ね(汗)
幾つかの作品のパターンの中で「好き」な部類です。どんなパターンかって?それはネタばれになるので内緒と言うことで。
さてと、浅田次郎、東野圭吾とテッパンで1月を過ごしたので・・・次は・・・やっぱり東野だったりするのも内緒です(笑)
気がつけば2018年は3回の引っ越しに追われて本を読めておらず、blog更新もサボってしまった。まっ、しゃーない!と言うことで、2019年は読書もblog更新も楽しみながらしっかりやってみよう!
と言うわけで、まずは新年最初の読了は江戸城開城時を舞台とした浅田次郎の歴史小説「奥書院の六兵衛」。ちなみに、この作品は読み手によって感想が大きく異なるだろうなぁと思います。江戸城を舞台に全体が静かに流れ進みますが、これと言って大きな展開はありません。六兵衛と言う侍(旗本)を中心に物語が展開しながら、やがて大きな時代の流れと変化に話が繋がって行きます。
まぁ、個人的には「好き」な部類の作品で、過去にWOWOWでドラマ化されたようなので、再放送があれば見たいと思っています。
https://www.wowow.co.jp/detail/112383
今年はしっかりと読書するぞー、とBOOK○Fで東野圭吾と浅田次郎を合計7冊買い込んでしまいました(汗)。さてさて、今年は何作品読めますかね?まずは月2タイトル+αで30タイトルを目標にしようかしら・・・笑
WOWOWのドラマ再放送を観て久しぶりに読みたくなったで、東野圭吾の代表作のひとつ「変身」を再々読了!もしかすると再々々読了だったかな?
部分脳移植後、次第にドナーの脳片に「心」を乗っ取られてしまう青年の変化=変身の様子を描いた作品です。テンポ良く読み進めるだけでなく、作品の世界にどっぷりと浸かりきってしまいました。ただ、久しぶりに読み直してみると、映画(玉木宏主演)やWOWOWドラマの良くできているなと。それだけ細部まで描写された映像化しやすい作品なんでしょうね。
「ガリレオ」や「加賀恭一郎」シリーズも良いのですが、個人的には「変身」「白夜行」「幻夜」など、ちょっと古い長編作品が大好きです。本棚見てると、以前読んだ本が並んでいて、あれこれと読みたくなってみたので、久しぶりに東野シリーズを引っ張り出してみようかしらと。
「天切り松 闇がたり」シリーズ(全5巻)再読了!
に加え、勢い余り
まで読了!(汗)
大正から昭和初期にかけて、まだ江戸時代の文化を残しつつも、欧米からの華やかな文化が溢れる東京が舞台に、盗っ人集団である安吉一家が活躍します。とにかく、登場人物が恰好良い!「目細の安」を親分に、小頭の「説教寅」、紅一点の「振袖おこん」、天切りの技を伝える「黄不動の英治」、百面相の「書生常」。さらに、彼らの活躍を現代に語って聞かせる「天切り松」こと松蔵翁。活気溢れる当時の東京と個性豊かで侠気に満ちた彼らの言動があいまって、この物語が魅力的に出来上がっているように感じます。特に切れの良い江戸言葉?東京弁?は最高です。
6月に「第五巻 ライムライト」を読んだところで、もう一度読みたくなり、第一巻から読み直し、結局は第五巻を再度読んでしまいました(汗)。さらに我慢できなくなり解説本である「天切り松読本」にまで手を出してしまう始末。近いうちに、活躍の舞台となった下町界隈を読本片手に散策してみようかしら。。。と。まぁ、一種の「ビョーキ」ですな(汗)。
さてさて、しばらく古き良き東京に居ましたので、次は現代に戻ってみようかと。
「天切り松」シリーズの最新刊「ライムライト」読了!
最新刊と言っても、2016年8月に文庫本として発刊されているのですがね。。。汗
前作の「昭和任盗伝」読んだのが2010年8月なので約7年振りの「おかえりなさい」かな?まぁ、作品そのものも2008年3月から8年と5か月振りですが、個性的な登場人物達はまったく時間の流れを感じさせず、活き活きと物語を綴ってくれています。
全作を通して、昭和初期の魅力的な東京の風景や人情を感じることのできる作品です。個人的には、今もあの時代の時の流れの速度や不便さであっても良いのではないかな?と思ったりもします。
本作は6夜分(編)の天切り松の闇がたりで構成されており、他の4作も同じく5~6夜分が収められています。サクサクと読めるのですが、搭乗人物のキャラクタ設定や時代背景等は1作目(闇の花道)で語られていますので、まずはここから話を聞いてください。
読み終えた後に、心が温かくなります。現代のスピードや人間関係に疲れた方にお薦めかも?です(笑)
さてさて、一度読んだとは言え、さすがに7年前ですのでかなりの部分を忘れているので、改めて第一巻から読み直してみるとしましょう!
ラングドン教授シリーズの第四弾「インフェルノ(上/中/下巻)」読了!
面白かった!の一言です。
「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」に続く(であろう)映画化に備えて、前作の「ロスト・シンボル」はしっかりと読んでいたのですが、なぜか発刊に気づかなかった本作が先に映画化されてしまったため、昨年公開された際には原作を読まずに見ることになっちゃいました。とても楽しめる映画でしたが、さすがにダンテの「神曲」は・・・・知りませんがな・・・と言うことで、中途半端感満載でした(汗)。
今回、原作を読んだことで、本作(映画を含めて)の面白さを改めて感じることができました。ただね・・・映画はね・・・実はね・・・と、言うことで内緒、内緒・・・。
気になる方は、原作読んでからビデオを見てください。
さてさて、本作の舞台のフィレンツェやダンテの「神曲」がかなり気になってきました。経済的な理由により、まずは「神曲」へ挑戦かな?(笑)
「いまさら・・・」感満載ではありますが「もしドラ」読了!(汗)
いつものブック〇フで200円の特価ワゴンに入っていたので、ついつい・・・・。
実際に読み始めてみると、テンポ良くストーリーが展開されるので、サクサクと読み進めることができました。まぁ、普通の小説としては物足りないと感じたのは事実ですが、ドラッカーの言葉を理解するためには最高の入門書だと思います。
これまで自分自身がやってきた事を振り返って反省する良い機会でした。現場でマネジメントをやっている(やっていた?)おぢさん達にもお薦めです(笑)。