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読んだ本に関する話題

【読書(11月)】古本コーナー通いの中で・・・

今月は3冊。厳密に数えると4冊なんだが・・・

TSUTAYA の古本コーナーで見つけた文庫本出版された「1Q84」。話題の作品だっただけに、天邪鬼の精神で意図的に手にしなかった作品だけど、50冊を達成したことだし・・・とBOOK1(前編/後編)を購入してみた。しかし、これがなかなか面白い。あっ、と言う間に前編を読み終え、用意していた後編を読み始めたのだが・・・あれれ???なんだか話が繋がってないんですけど・・・???これって「意外な展開なのかしら?」と2,3ページ読み進めてみたが、やっぱり変!と言うことで、目次を追ってみると・・・んっ?んんん!?

判りますかねぇ?「2(後編)」はカバーと中味が違っていたんです。そう、BOOK2の前編だったんです。返品もできないので、あちこち「中味が2」な古本を探したんですが、なかなか見つからず、新品を買おうかと諦めていたら・・・同じTSUTAYAで単行本を発見!まぁ、重たいのは仕方ないと割り切り、今後は中味を確認してBOOK1とBOOK2を500円/冊で購入(BOOK3は750円だったのでBOOK2読んでから・・・汗)。

と言うわけで、初めての体験があった11月なのでした。

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51. イタリアからの手紙 塩野七生 http://books.rakuten.co.jp/rb/853547/

友人から紹介された「塩野七生」のエッセイです。かなり古い作品なので、多少なりとも時代背景が現在と異なっているようですが、タッチが良いのと(行った事はないが)好きな街の話題なので、面白く読み進めることができました。次は「ローマ人の物語」に挑戦してみようかな?しかし、全43冊?すげーな・・・。・

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52. ナミヤ雑貨店の奇蹟 東野圭吾 http://books.rakuten.co.jp/rb/11511303/

これまた「面白いよーー」と友人から紹介された1冊です。何度かコメントしていますが、細菌の東野作品は食傷気味で、手を出していなかったのですが・・・これは確かに面白い!読んでいて、なんとも言えず温かい気持ちになれる一冊です。ガリレオや加賀じゃない東野としてお薦めです。

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53. 1Q84 BOOK1(4月-6月) 村上春樹 http://books.rakuten.co.jp/rb/6047814/

先に読んだ「ナミヤ・・・」と近い時代を舞台にしているので、多少内容が錯綜気味ではありますが・・・・明らかに面白いです。帯に書かれている「何が起こっているんだろう」のキャッチコピーの通り???な内容です。それが、ページをめくるたびに少しずつ形を作っていく展開が「いいね!」です。この勢いだとBOOK2,3とも12月中に読み終えてしまいそうです・・・。

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【読書(10月)】悲願の50冊達成!

やったね!長年の目標だった50冊達成!!

別に冊数を稼ぐために本を読んでいるわけではないが、好きなことでも何か目標を持って取り組むことは大切だと思い、目指した50冊。いやーーーっ、思った以上に長い道のりでした。

本を読むと言うことより、本との出合いを見つけることが大変だったかな?好きな作家の作品を読み漁っているだけじゃ50冊は厳しい。色んなジャンルに興味をもち、初めての作家やジャンルであっても先入観なく取り組むことが大切だと思う。これは読書だけに限らず、日々の生活に言えることで、色んな事に興味を持ち続けられるようになりたいと、今さらながら思うおやぢなのでありました。

さてさて、50冊の区切りを無事通過したけど、これまでと変わらず、色々なジャンルや作家と向かい合いながら読書を楽しみます!

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45. 黒白(下) 剣客商売番外編 池波正太郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1556477/

46. ないしょないしょ 剣客商売番外編 池波正太郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1556478/

「剣客商売」シリーズ読破です。いやーーー、今年の50冊はこのシリーズがあっての快挙です。本当に面白かった・・・。また時間があるときに読み返してみたいと思います。鬼平シリーズが先かな(笑)。

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47. 限りなく透明に近いブルー 村上龍 http://books.rakuten.co.jp/rb/6037778/

先月読んだ「カンブリア宮殿」のコメントに惹かれて手にしました。確か学生時代に一度読んだように覚えてますが、内容が残っていません・・・。きっと途中で投げ出したんでしょうね(汗)。

この作品もコメントが難しいのですが「太陽の季節」と同じように、時代を経た若者の無軌道な生きかたを描いた作品ですので、多少共感できたり、読み辛かったりします。

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48. 空港にて 村上龍 http://books.rakuten.co.jp/rb/1792228/

「限りなく・・・」もそうですが、著者の観察力と洞察力、そして表現力が発揮されている作品だと思います。短編集で、それそれの作品が異なった場所、シーンを舞台にしながら、そこに存在する人間を独自の観点で表現しています。個人的には好きな作品ですが、これまたクセがありますね。。。(汗)

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49. プラチナデータ 東野圭吾 http://books.rakuten.co.jp/rb/11767824/

久しぶりの東野作品です。いつものようにサクサクと3日程で読み終えました。DNA、個人情報・・・結構、難しい社会情勢を背景とした作品なのに、手が止まりませんでした。展開のスピードや意外性などは「さすが・・・」と思いましたが、やはり最近の東野作品を読んで感じる「もう一息の物足りなさ」は否めません。まぁ、間違いなく楽しめる一冊だと思いますので、古くからファンの個人的な趣味は気にせず、ぜひ読んでみてください。

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50. 坊ちゃん 夏目漱石 http://books.rakuten.co.jp/rb/1652891/

この作品は、過去に何度か読み始めたけど、結局読了できていなかったのです。確か、最初に手に取ったのは小学校か中学校だったと思うので、結構な時間を経ての読了です。

内容は今さらコメントする必要はありませんが、そんなわけで、節目の50冊目として選んでみました。

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【読書(9月)】いよいよカウントダウンだ!

練馬に引っ越して、今までとは違った環境となった9月。まぁ、それを言い訳にする気はないが、何と今年最も少ない2冊となってしまった(涙)。それでも確実に目指す50冊に一歩(1冊)ずつ近づいているので、ヨシとしよう!

カウントダウンは確実に進んでいまーす!10月は既に3冊目に入ったので、11月には達成か!?

あと6冊!50冊目に何を読むか・・・うーーん、悩みますね(汗)

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43. カンブリア宮殿 村上龍×経済人(1) 村上龍/テレビ東京 http://books.rakuten.co.jp/rb/6236623/

テレビ東京で放映中のトーク番組を活字にした作品です。多くの経済人の言葉だけでなく、村上龍の視点でのコメント(Ryu’s Eye)が心に響く一冊です。これからもブック○フでシリーズを見つけて読みたいと思える作品です。

~Ryu’s Eyeより~
才能というのは、あることをいくら考えてもいくら勉強してもいくら実験してもいくら作業しても「飽きない」ことを指す。だから、いくら時間と知恵を費やしても飽きないというモチベーションを持った人は、必ず成功する。

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44. 黒白(上) 剣客商売番外編 池波正太郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1556476/

今年の前半に一機に読んだ「剣客商売」シリーズの番外編です。とにかく面白く、カッコいい!もちろん、本編(全7冊)を読み終えてからでないと、面白さは半減します。また、本編を読んだ方には「番外編」として楽しむことができます。

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【読書(8月)】慌しい日々でした

いきなり決まった引越しの準備やらに追われて8月は3冊。慌しいなかで、心静かに読書・・・とはいかず、落ち着かないので読もうとしても気持ちが入らない・・・まっ、言い訳ですがね・・・。

40冊を超えて、いよいよ目標の50冊へのカウントダウン開始!ようやく荷物も片付いたので、これから色々と読みすすめてみようかと思います。

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39. 老人と海 アーネスト・ヘミングウェイ/福田恒存 http://books.rakuten.co.jp/rb/1654567/

7月に読んだのをカウントするの忘れてました。実はこの名作も読んでいなかったのです(汗)。いかに学生時代に本を読んでいなかったかと言うことがバレバレですね。

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40. 落日燃ゆ 城山三郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/237007/

8月が読むべき?作品だと思います。戦争がなぜ起こったか?そして、その当時の人々は何を考えていたのか?今さらながら「考えさせてくれる」作品です。広田弘毅と言うひとりの人間を通して、当時の日本と言う国を内面から見ることができた気がします。

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41. 指揮官たちの特攻 幸福は花びらのごとく 城山三郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1695030/

これまた重たい作品でした。ドキュメンタリータッチで描かれていますが、それぞれの人達の人間性や周囲の人達との関わり方が伝わってくる、悲しい人間ドラマです。「戦争」「特攻」・・・なんだったんでしょうかね・・・。なぜ?と言うことは判りませんが「繰り返してはいけない」と言うことは、はっきりと言い切れると思います。

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42. 打たれ強く生きる 城山三郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/354819/

ショートエッセイ集で、人生の大先輩からの温かい応援メッセージです。自分自身のこととは別に、周囲の著名人の生きかたを紹介しながら、人間として、ビジネスマンとして大切にすべきことを教えてくれる、そんな作品です。

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【読書(7月)】夏バテか・・・

7月はちょっとバテた?か、3冊止まり。まぁ、冊数をあまり気にせず、マイペースで楽しみながら読むことが大切!って自己弁護・・・・。しかし、相変わらずのブック○フ通いなんで、古い作品ばっかりなのはどうかとは思いますが・・・ね (汗)

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36. 不道徳教育講座 三島由紀夫 http://books.rakuten.co.jp/rb/1634077/

「潮騒」で「あれっ、三島由紀夫ってこんな作品書いていたんだ」と、自分の(勝手な)「三島由紀夫像」が大きく崩れたのをきっかけに、今度はエッセイを試してみた。で、(大変失礼ながら)これは面白い!数十年の時間が経っているが、まったく色あせていないし、むしろ現代社会への強いメッセージとも取れる内容。正直、感化される部分ありますねーーー。またまた、ほかのも作品読んでみたくなりました。

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37. ギリシアの神々 曽野綾子/田名部昭 http://books.rakuten.co.jp/rb/332957/

(似合わないとは思うが。。。)実はギリシア神話や星座の話にも興味があるんです。そこで、入門書として(やっぱり)ブック○フで見つけて読んでみた。。。神々がエピソードを交えて紹介されていて「へぇーー」とか「ふーーん」と関心させられる内容なんだが、個人的にはタッチが好きになれない。なんと表現するか。。。。「入り込めない」とか「手が止まる」って感じです。これは、教科書の副読本という様子なんで、勉強の一環ですね。。たしかに、いろいろ勉強になり、多少のウンチクは語れるようになったかも知れません(笑)

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38. 燃える秋 五木寛之 http://books.rakuten.co.jp/rb/5830204/

似合わねぇーーーーー!自分でも思う、間違いなく「似合わない」。しかし、面白かった。もう少しドロドロとした内容かと思ったが、それほどでもなく、サクサクと読み進めることができました。まぁ、恋愛部分は置いといて・・・・自分もペルシャについて知りたく、学んでみたくなりました。単純ですねぇ。。。。自分でも思う。でも、興味が沸いてきてしまったのは、仕方ない!ちょっと美術館にでも足を運んでみようかしら・・・・(汗)

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【読書(6月)】もはや趣味の域?

今月も5冊。どうやら、本格的に読書が趣味になった感がある。最近は通勤の電車以外にも出張の移動が多いので、落ち着いて本を読める時間が取れるってのも理由なんですがね・・・汗。

今月は辻仁成と江國香織の競作である「右岸」と「左岸」で合わせて4冊。あと1冊は奥田英朗。先月まで、古い固めの作品が主だったのに対して、割と流行?に乗ったチョイスな一ヶ月でした。まぁ、節操ないと言うか、手当たり次第と言うか・・・でも読書なんてそんなものじゃないですかね・・・笑。

ただ今、読みかけは三島由紀夫で、鞄の中にはヘミングウェイとギリシャ神話・・・7月もまた、濃い読書の月になりそうです。

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31. 右岸(上) 辻仁成 http://books.rakuten.co.jp/rb/11568884/

32. 右岸(下) 辻仁成 http://books.rakuten.co.jp/rb/11568885/

33.  左岸(上) 江國香織 http://books.rakuten.co.jp/rb/11568886/

34. 左岸(下) 江國香織 http://books.rakuten.co.jp/rb/11568887/

内容は先にblogに書いたので、あまり多くはコメントしませんが・・・・「冷静と情熱のあいだ」とは、同じ競作ですが、かなりストーリーの構成が違っています。前作が痛いようなラブストーリーだったのに対して、こちらは時間と言う川の流れの両岸にある二人の人生を描いた作品です。離れているけど、お互いに見えたり見えなかったり、時折川幅が狭くなったところで、接近したり・・・離れたり・・・正直、多少イライラする場面もある作品です。

内容的に多少読みづらさのある作品ですので、男性は右岸、女性は左岸。それぞれの性別の視点から入ったほうが良いかも知れません。ただ、この作品は一対で成り立ちますので、ぜひ両方を読んで欲しいと思います。

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35. ガール 奥田英朗 http://books.rakuten.co.jp/rb/5951554/

別に最近の映画されたので、ミーハーとして手に取ったのでありません。れっきとした奥田英朗のファンだと言うことを、予め宣言しておきます。

http://girl-movie.jp/index.html

ただ、いつものブック○フの平積みされた作品の中で、新装されたカバーが映画のものだったので、ついつい手を伸ばした・・・ってのは事実ですが・・・ね(汗)

しかし、読んでみると面白い。奥田英朗と言う人も、どんな作家なんだろう?と思ってしまう。インザ・プールに代表される「笑える」伊良部シリーズや、オリンピックの身代金、最悪のような「シリアス&人間模様」。そして今回はOL?でも、読んでみるとなんとなく解るようにも思えるから、これが不思議。あとはファッションセンスでしょうね。これはさすがに判りませんでした(汗)

軽い感じで読める一冊です。暑くて寝付けぬ夜にどーぞ!(笑)

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【読書(5月)】まだまだ快調!

「今月は4冊か・・」と思いながら、blog書くために確認すると、なんと5冊!これで今年は30冊となり、月平均だと6冊と言う勢い。。。こうなると趣味って言うより、生活の一部になった感があります。

今年は、この勢いのまま目標の50冊を達成できそうなので、できるだけ幅広く、質の高い読書をすることを、もうひとつの目標として、あまりジャンルや年代に拘らず読んでみようかと思います。特に、名作とか、多くの人に薦められているような作品(一冊)は、積極的に手を出したいな。。。

まだまだ本を通して、学ぶべき事や学べる事もたくさんあるので、楽しみながら読書を続けたいと思います。

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26. 「粗にして野だが卑ではない」 石田禮助の生涯 城山三郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/535344/

27. もう、きみには頼まない -石坂泰三の世界 城山三郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/978693/

28. 気張る男 城山三郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1526856/

先月の「日本の名作シリーズ」から一転、今月は城山三郎シリースです。石田礼輔(三井物産→国鉄総裁)、石坂泰三(第一生命→東芝→経団連会長)、松本重太郎(関西実業界の帝王)と言う、日本経済を牽引してきた財界トップの人々の生き方に、城山三郎の目とペンを通して触れることができました。本当に、多くの意味で勉強になった作品で、また時間あれば読み返してみたいものです。

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29. 太陽の季節 石原慎太郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1481613/

言わずと知れた、東京都知事の代表作のひとつです。メディアを通してさまざまな発言や情報発信を行っている「彼」について、もっと知ってみたいと思い手を出してみました。時代背景が、現在や自分の大学時代とはかなり異なっているので、作品の内容については何ともコメントしづらいのですが、この作品を大学在学中に書き上げたという事については、その才能と感性の高さにただただ敬服する次第です。

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30. 辞令 高杉良 http://books.rakuten.co.jp/rb/9344052/

ちょっと古い作品(1988年)ですが、ドロドロとした会社組織の人事の裏について、小気味良く、読みやすいテンポで仕上げられた作品です。まぁ、時代は変われど、あまり変わらない部分も多くあるのかな?と思いながら、結構楽しめました。

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【読書(4月)】早くも折り返しだ!

4ヶ月(1/3年)で25冊(1/2)です。今年こそは50冊いけそうです。しかし、最近はめっきりとブック○フ通いになってしまい、旧作ばっかりになっています。まぁ、それぞれの作品が面白いので問題はないのですが、すっかり最近の作品、作家にご無沙汰です。

と言うわけで、東野作品で少し戻しましたが、またまた手にしたのは今度は城山三郎×2冊!いや~、まだまだ旧作読み漁りは続きそうです(笑)

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21.  浮沈/剣客商売(16) 池波正太郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1529184/

ほんと、このシリーズは面白かったです。登場人物が皆カッコいいし、それぞれの短編ごとにキチンとしたメッセージが込められているように感じました。この作品から学んだことは多かったと思います。

池波作品は、剣客商売の番外編だけではなく、鬼平や梅安シリーズもありますので、しばらくお休みしてから、また読んでみたいと思います。

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22. こころ 夏目漱石 http://books.rakuten.co.jp/rb/453398/

23. 潮騒 三島由紀夫 http://books.rakuten.co.jp/rb/135400/

24. 雪国 川端康成 http://books.rakuten.co.jp/rb/138678/

読みました!名作集です。恥ずかしながら「こころ」の後半を除き、まだ読んでなかったのです。で、やっぱり「名作」は名作だと、はっきりと感じました。しかし、この三作品とも、恋心をそれぞれに違った形で描いているのですが、その内容は非常に難しいものだと思います。若い世代(と言っても十代、二十台ね・・)と、その上、さらに我々おぢさん世代で受け止め方が違うのだろうな・・・と。個人的には「潮騒」が一番良かったですね。また「雪国」は、冒頭の「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」部分しか知らず、このような内容だったことに、かなり驚きでした。。。汗

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25. 悪意 東野圭吾 http://books.rakuten.co.jp/rb/1307355/

池波正太郎から名作シリーズと続いてしまい、すっかり最近の小説から離れてしまったので、ここは一発、毎度ながらの「困ったときの東野頼み」と言うわけで、現代小説(?)に戻ってきました。この作品は、加賀恭一郎と犯人の手記を通して事件や背景を描いていますので、考えながら読み進めることができます。予想できない展開が何度も繰り返されるという東野独自の味わいですが、個人的にはラスト(事件の真相)はちょっと???でした。まぁ、タイトルの通りの作品ではありますが・・・ね(汗)。ただ、テンポも良いし、間違いなく、楽しめる作品です。

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【読書(3月)】勢い止まらず・・・

3月も勢い止まらず7冊の快挙!素晴らしい!まぁ、池波正太郎作品に完全にハマリ込んでしまったと言うことなんですがね・・・。今年はすでに20冊!このままだと、目標の50冊達成は間違いなし!?

さてと・・・、手元に買い込んだあった「剣客商売」シリーズも最後の一冊になったので、いつものブック○フに出かけて本を仕入れてくるとしよう。

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14.  待ち伏せ/剣客商売(9) 池波正太郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1521279/

15.  春の嵐/剣客商売(10) 池波正太郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1521280/

16.  勝負/剣客商売(11) 池波正太郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1521281/

17.  十番斬り/剣客商売(12) 池波正太郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1521282/

18.  波紋/剣客商売(13) 池波正太郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1529181/

19.  暗殺者/剣客商売(14) 池波正太郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1529182/

20.  二十番斬り/剣客商売(15) 池波正太郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1529183/

いよいよ(番外編を除くと)最終巻の16巻(浮沈)にカバーを装着しました。なんだか、読み終えるのが登場人物たちとの「別れ」ようで悲しい気持ちにもなりますが、「早く先を読みたい」と言う気持ちにもさせてもくれる、素晴らしい作品です。

作品で描かれている、江戸時代後半の武士社会が精神から崩壊している様は、まるで今の日本(だけでもないかな?)そのものだと感じます。そんな世の中だからこそ、この作品に惹かれているかも知れません。

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