【読書】「神坐す山の物語」浅田次郎(2019-7)

浅田次郎のスピリチュアル小説を少しもたつきながらも読了!

主人公(≒浅田少年)が母の実家である古い神官屋敷で見聞きした7つの話題が収められた短編集です。怖い話や泣いてしまう話もありますが、(収録されているインタビュー記事によると)多少の脚色はあるが、全ての話題は事実に基づいたものだそうです。

後半2編、特に「天井裏の春子」は泣けました。

しかし、浅田次郎と言う作家はすごいと思います。笑えて、泣けて、学べて・・・と、多彩な作品を作り出せる手品師?魔法使い?まぁ、何にせよ「読書」を楽しませてくれる人です。

さてさて4月終了時点で7作品。このペースだと年間で20数作かな。作品数だけではなく、良い作品に多く出会いたいものです。

【読書】「ダイイング・アイ」東野圭吾(2019-6)

2007年の単行本発売と同時に購入してサクサクと読了した「ダイイング・アイ」を二度目の読了!

今回、WOWOWのドラマ化に合わせてもう一度読み直してみました。
https://www.wowow.co.jp/dramaw/dyingeye/

読み直してみると・・・当時、ちゃんと読んだはずなんだが、ほとんどストーリーを覚えていない。なので、10数年前に一度読んだはずの作品を新鮮な気持ちで読むことができました(汗)。

傷害事件で記憶の一部を失った主人公が、少しずつ記憶を取り戻して行く中で、自身に関わった交通事故の内容が明らかになるとともに、その事故が生み出した別のストーリーが展開されます。

ちょっと(ある意味で)「怖い」内容ですが、お薦めの作品です。ちなみに、ドラマは原作の内容や流れを壊さずに作られていて、第三話を終えた現在でも満足です。

【読書】「霧笛荘夜話」浅田次郎(2019-5)

浅田次郎の短編集「霧笛荘夜話」読了!

短編集と言っても「霧笛荘」と言う古いアパートに暮らしていた6人の住人の「生き様」を描いていますので、それぞれの作品に他の住人が登場しており、全体としては1つのストーリーとして仕上がっています

しかし、さすが「平成の泣かせ屋」です。登場する老若男女、それぞれの心の動きをしっかりと表現してくれており、その感情が読み手の心にジワジワと伝わってきます。

「幸せ」って何だろう?って少しばかり考えさせられる作品だと思います。

【読書】「東京零年」赤川次郎(2019-4)

数十年ぶりの赤川次郎作品読了!

出張先の本屋で見つけた一冊です。赤川次郎作品は大学の頃以来かな?まぁ、何冊も読んだと言う記憶がないので1〜2冊だったんでしょうが・・・ね(汗)

国家としての都合や体面が優先される世の中において、理不尽な扱い受けた主人公と周囲の人々の人間模様と、それに争う姿を描いています。まぁ、現在の日本を舞台(モデル?)にしていますので、現実味のある内容となっています。

ただ、個人的にはラストにかけての畳み込みが少しばかり雑な気がしました。伏線にある幾つかのストーリーが「あとは読者の想像にお任せします」となっており、モヤモヤ感が残ったかな・・・です(汗)

全体としてはテンポ良く展開して、登場人物がそれぞれ個性を持って動き回りますので、楽しみながら著者が提起する「問題」について考えることができる作品に仕上がっていると思います。こちらもサクサクと読み進めたので、なんと4日間読了でした。

さてさて、何となく調子に乗ってきましたので、30タイトルいけるかな?です(笑)

【読書】「人魚の眠る家」東野圭吾(2019-3)

「ラプラスの魔女」に続き、東野圭吾作品を連続で読了!

読み終わった後、と言うか読んでいる最中から「さすが東野!」と唸ってしまう作品です。「脳死は人の死か?」と言うテーマを独自の観点で掘り下げ、(自分にとっては)納得できる形で終わっています。

多少医学に関する(小難しい?)話題がありますので、好き嫌いは分かれるかも知れませんが、全体として人間模様がしっかり描かれていますので、個人的にはオススメの一冊です。

面白すぎてサクサクと読み進められたおかげで、想定外の4日読了してしまい、出張先の本屋で慌てて次の一冊を購入しましたが・・・こちらも結構面白くて3日で読了しそうです(汗)。

今年は2ヶ月で3タイトル。良いペースですが、本の仕入れが間に合わなくなってしまうと言う嬉しい悲鳴です。

さて、Book○FFに行ってみるとしましょう!

【読書】「ラプラスの魔女」東野圭吾

久しぶりの東野圭吾作品です。やっぱりテンポがいいですねぇ~。そして、幾つかのエピソードが読み進めるうちにひとつに集まってゆく流れ。ページをめくる手が止まらず、あっと言う間の読了でした。まぁ、夢中になり過ぎて何度か電車を乗り過ごしそうになったりもしましたが・・・ね(汗)

幾つかの作品のパターンの中で「好き」な部類です。どんなパターンかって?それはネタばれになるので内緒と言うことで。

さてと、浅田次郎、東野圭吾とテッパンで1月を過ごしたので・・・次は・・・やっぱり東野だったりするのも内緒です(笑)

【読書】「黒書院の六兵衛(上/下巻)」浅田次郎

気がつけば2018年は3回の引っ越しに追われて本を読めておらず、blog更新もサボってしまった。まっ、しゃーない!と言うことで、2019年は読書もblog更新も楽しみながらしっかりやってみよう!

と言うわけで、まずは新年最初の読了は江戸城開城時を舞台とした浅田次郎の歴史小説「奥書院の六兵衛」。ちなみに、この作品は読み手によって感想が大きく異なるだろうなぁと思います。江戸城を舞台に全体が静かに流れ進みますが、これと言って大きな展開はありません。六兵衛と言う侍(旗本)を中心に物語が展開しながら、やがて大きな時代の流れと変化に話が繋がって行きます。

まぁ、個人的には「好き」な部類の作品で、過去にWOWOWでドラマ化されたようなので、再放送があれば見たいと思っています。

https://www.wowow.co.jp/detail/112383

今年はしっかりと読書するぞー、とBOOK○Fで東野圭吾と浅田次郎を合計7冊買い込んでしまいました(汗)。さてさて、今年は何作品読めますかね?まずは月2タイトル+αで30タイトルを目標にしようかしら・・・笑

blogの引越し

2015年11月にIDCフロンティアにblogを引越してから満3年、ワンコインで使えると言うこともあり、特段の不満もなく運用していたのだが・・・昨年末(2018年12月)に突然・・・

なメールが飛んできた。なぬぅ・・・「サービス止めるから出て行け!」とな!?そりゃあんた、あまりにも一方的過ぎやしませんか?などと(勝手な)憤りはあったが、そこは妙に素直なおぢさんなので、さっさと新居探しを始めたのでありました。まぁ、そろそろサービスに飽きていた、と言うこともありますが・・・ね(汗)。

基本条件は「お安くwordpressなサイトが作れる」で、色々と調べてみた結果、さくらインターネットのレンタルサーバ(スタンダード:515年/月)を使ってみることにした。

https://www.sakura.ne.jp/standard.html

「切れの良い1月からの利用するべー」と言うことで申し込んでみた。まぁ、2週間の無料期間があるので、年内に移行を完了させて年明からの公開を目論んでいたのだが・・・。

wordpressのインストールを含め、全てメニューからの操作なので楽チンだけど、手順がブラックボックス化されているので、エラー時の対応で困ってしまった。古いサイトからエクスポートしたコンテンツを新サイトでインポートできたまでは良かったのだが、独自サイト名と証明書の割り当てでしくってしまい、仕方なくwordpressをアンインストールして再構築。これを2~3度繰り返していると、コンテンツの一部がインポートできなくなってしまった。うーーん、と悩みながらあれこれと試しているうちに、どんどんと症状は悪化(良くあること)。結局、サーバそのものの初期化をお願いし、しっかり手順通りに操作して、どうにか復旧できたと言う始末(勝手な手順でやっていたのが原因だったとも言う・・・汗)。

まだ移行できていない部分はあるが、とりあえずは「引越しゅーりょー」と言うことにして、久々の投稿です。

みなさん新サイトでもよろしくお願いします!

【読書】「変身」東野圭吾

WOWOWのドラマ再放送を観て久しぶりに読みたくなったで、東野圭吾の代表作のひとつ「変身」を再々読了!もしかすると再々々読了だったかな?

部分脳移植後、次第にドナーの脳片に「心」を乗っ取られてしまう青年の変化=変身の様子を描いた作品です。テンポ良く読み進めるだけでなく、作品の世界にどっぷりと浸かりきってしまいました。ただ、久しぶりに読み直してみると、映画(玉木宏主演)やWOWOWドラマの良くできているなと。それだけ細部まで描写された映像化しやすい作品なんでしょうね。

「ガリレオ」や「加賀恭一郎」シリーズも良いのですが、個人的には「変身」「白夜行」「幻夜」など、ちょっと古い長編作品が大好きです。本棚見てると、以前読んだ本が並んでいて、あれこれと読みたくなってみたので、久しぶりに東野シリーズを引っ張り出してみようかしらと。

【読書】「天切り松 闇がたり」シリーズ 浅田次郎

「天切り松 闇がたり」シリーズ(全5巻)再読了!

  • 第一巻 闇の花道
  • 第二巻 残侠
  • 第三巻 初湯千両
  • 第四巻 昭和侠盗伝
  • 第五巻 ライムライト

に加え、勢い余り

  • 天切り松読本 完全版

まで読了!(汗)

大正から昭和初期にかけて、まだ江戸時代の文化を残しつつも、欧米からの華やかな文化が溢れる東京が舞台に、盗っ人集団である安吉一家が活躍します。とにかく、登場人物が恰好良い!「目細の安」を親分に、小頭の「説教寅」、紅一点の「振袖おこん」、天切りの技を伝える「黄不動の英治」、百面相の「書生常」。さらに、彼らの活躍を現代に語って聞かせる「天切り松」こと松蔵翁。活気溢れる当時の東京と個性豊かで侠気に満ちた彼らの言動があいまって、この物語が魅力的に出来上がっているように感じます。特に切れの良い江戸言葉?東京弁?は最高です。

6月に「第五巻 ライムライト」を読んだところで、もう一度読みたくなり、第一巻から読み直し、結局は第五巻を再度読んでしまいました(汗)。さらに我慢できなくなり解説本である「天切り松読本」にまで手を出してしまう始末。近いうちに、活躍の舞台となった下町界隈を読本片手に散策してみようかしら。。。と。まぁ、一種の「ビョーキ」ですな(汗)。

さてさて、しばらく古き良き東京に居ましたので、次は現代に戻ってみようかと。

 

 

おぢさんの自由気ままなユルユル日記