【読書】「壬生義士伝」浅田次郎

「壬生義士伝(上/下) 浅田次郎」再読了!
いやいや、かなり面白かった。時代小説が好きな方にオススメします。
2011年に読んだ作品ですが、今回は「幕末新選組(池波正太郎)」に続いたおかげで、内容をしっかりと理解できました。しかし、同じ作品を読んでも、時代背景などの前提知識の有る無しで、受け止め方に差が出るものなんだと、自分自身驚いています。
内容は、幕末期を背景とした新選組隊員の吉村貫一郎の人生が、大正期に行われた関係者へのインタビューとして描かれたものです。「幕末新選組」の幾つかのシーンが、違った視点で描かれているので、史実を立体的に捉えることができたことも、楽しめた理由のひとつですね。
吉村貫一郎と言う侍の生き様を通して、現代人が身失ってしまった大切なモノがあることを、あらためて気付かせてくれたような気がします。
さて、もう少し幕末期で遊んでいたい気もしますが、ちょっとばかり現代にもどり息抜きするとしましょう。

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