【読書】「中原の虹」浅田次郎(2021-1)

2度目の読了!いやー、さすがに出張がないので「読めない」・・・ではなく「読まない」ですね。週末もヒマでダラダラしているんだから読めばいいじゃん!と自分でも思うんですがねぇ・・・・。

これで「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」から続く三部作読了です。しかし、二度目なんですが、毎度ながらストーリーが残っておらず、まるで初めて読んだように感動してしまいました(笑)。まぁ、今回は3作ともじっくりと読んだつもりなので、また数年後に手にする(であろう)ときには多少残っているのか・・・な(汗)。

「蒼穹の昴」では紫禁城を舞台に清朝末期の社会の動乱が描かれ、「珍妃の井戸」は列強と言われる日本を含む諸外国が動乱の最中にやってきたことを描いています。一方、「中原の虹」では長城の北側の満州を舞台に「蒼穹の昴」の時間軸をなぞるように人々の動きが活き活きと描かれています。また、同じ人物が登場しながら、それぞれの作品を行き来して歴史が立体的に見えてくるように感じます。

いやーっ、久しぶりに浅田ワールドにどっぷりと浸りました。また、もう一度紫禁城に行きたくなりました(笑)。

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