「壬生義士伝(上/下) 浅田次郎」再読了!
いやいや、かなり面白かった。時代小説が好きな方にオススメします。
2011年に読んだ作品ですが、今回は「幕末新選組(池波正太郎)」に続いたおかげで、内容をしっかりと理解できました。しかし、同じ作品を読んでも、時代背景などの前提知識の有る無しで、受け止め方に差が出るものなんだと、自分自身驚いています。
内容は、幕末期を背景とした新選組隊員の吉村貫一郎の人生が、大正期に行われた関係者へのインタビューとして描かれたものです。「幕末新選組」の幾つかのシーンが、違った視点で描かれているので、史実を立体的に捉えることができたことも、楽しめた理由のひとつですね。
吉村貫一郎と言う侍の生き様を通して、現代人が身失ってしまった大切なモノがあることを、あらためて気付かせてくれたような気がします。
さて、もう少し幕末期で遊んでいたい気もしますが、ちょっとばかり現代にもどり息抜きするとしましょう。
「books」タグアーカイブ
読んだ本に関する話題
【読書】「幕末新選組 」池波正太郎
「幕末新選組 (池波正太郎)」読了!
永倉新八の人生を通して、新選組、そして幕末から明治への時代の移り変わりを描いた作品です。
面白い!と言うだけではなく、歴史の勉強になります。いろいろな史実や歴史観に基づく作品がありますが、自分にとっては著者の表現が一番分かりやすく、スッと落ちてゆく感じがします。間違いなく、オススメの一冊です。
現代に戻ろうと思っていましたが、もう少し幕末を楽しむことにします ^^;
【読書】「堀部安兵衛」池波正太郎
「堀部安兵衛(上/下)池波正太郎」読了。
Qの世界から一気に元禄年間へと300年の時間旅行。高田馬場の決闘や、討ち入りを含めた、堀部安兵衛の波瀾万丈の人生を覗いてきました。
堀部安兵衛の愚直なまでの真っ直ぐな生き方と、多くの理解者との関わりかたは、時代を超えて共感し、またまだ、学ぶべきがあるな。。。と。まっ、いつまでも「未熟者」だと言うことですね ^^;
さてと。。。次は幕末の世界を覗いてみるとします。
ではでは (^^)v
【読書】「万能鑑定士Qの事件簿」松岡圭祐
「万能鑑定士Qの事件簿」全12巻、読了!
いやー、面白かった!読み始めたのが、5月18日辺りだから、1ヶ月ちょいで12冊。2冊/週くらいのハイペース。主人公が波照間出身という設定から、何度か石垣が舞台となったことも楽しめた理由かも。。。です。
また、一巻(冊)ごとに事件が起こり、解決するので、サクサクいけました。ガリレオとはひと味違ったトリックを楽しめます。
ぜひとも、2クールのドラマで映像化して欲しいものです(キャストは映画のままで。。。^^;)
ちなみに、この作品には、続編のシリーズがあるようですが、それは次の機会の楽しみに置いといて。。。
さてさて、現代を十分に楽しんだので、またもや江戸に戻ってみます (^^)v
【読書】「ソフト技術者の反乱」本所次郎
「ソフト技術者の反乱(本所次郎)」読了!
現在も存続する企業で実際にあった「お家騒動」を、小説として描いた作品です。まぁ、この手のドロドロ感満載の作品が好きな方はどうぞ。。。なオススメ度ですかね。
作品のモデルとなった会社の今は。。。うーん、小説で描かれた通りの状態っぽいですね (-。-;
【読書】「鬼平犯科帳」池波正太郎
昨年の9月15日に読み始めた(らしい)「鬼平犯科帳(全24巻)」(ようやく)読了!7ヶ月と少し、かかった。。。^^;
凄く面白くて、サクサク読んだ気がしたけど、月平均だと3冊くらい。年間に換算すると約40冊くらい。まっ、そんなものかな。。。
すっかりと鬼平と言うより江戸に浸ってしまい、季節の移り変わりを感じてみたり、旬を味わったり、古い街並みを散策したり。。。と、およそ似合わないことを楽しめるようになりました f^_^;
さてと、この世界から帰れなくなる前に、久しぶりに現代に戻ってみましょうかね ^^;
【読書】「銀翼のイカロス」池井戸潤
半沢直樹最新作「銀翼のイカロス(池井戸潤)」読了!
シリーズ4作目で、テンポ良くサクサクと読み進めることができました。ただ、登場人物のキャラクターがハッキリしている分、ドラマや小説に触れた事のない方にはちょっと分かりづらい展開かもしれません。
作品全体としては、ドラマ脚本のような仕上がりで、それぞれのシーンの映像が目に浮かびます。もちろん、キャストもそのままで(汗)。
さて、一旦現代に戻りましたので、これからいよいよ鬼平の世界へ入って行くとしましょう(笑)
【読書】「黒白」「ないしょないしょ」(剣客商売番外編)池波正太郎
剣客商売番外編「黒白(上/下)」「ないしょないしょ」読了!
これで、剣客商売は全作品(再)読破!
すっかりと池波ワールドと言うか、江戸の町に入りこんでしまいました。このまま鬼平シリーズに突入すると、現代にもどれなくなりそう。。。^^;
と言うことで、少しばかり現代に戻ってみます (^^)v
【読書】「剣客商売」池波正太郎
「剣客商売(池波正太郎)」全16巻読了(読破)!
3〜4年前に知人の薦められ、見事にはまり込んで一気に読み切ってから二度目の読破です。
一言に「カッコイイ」です。また、義理、人情や風情、旬などと言う、薄れつつある「何か」を思い起こさせてくれる作品です。また、「勧善懲悪」な分かりやすい世界も良いですね。
読了といいながら、番外編が2作品ありますので、もう少し楽しみます ^o^
【読書】「山本五十六」阿川弘之
「山本五十六(阿川弘之)」読了!
歳のせいか、若い時分にキチンと勉強してこなかったせいか、それとも徐々に社会全体がきな臭くなってきたせいなのか、最近は「戦争」と言う史実を知っておきたいと思うようになっています。本作は「永遠の0」の延長で、海軍について知りたいと思い、手にしてみました。
さすがに小説とは違い、著書による山本五十六の人物研究と考察的な内容ですので(さらに昭和40年の作品でもあり)、チト読みづらい部分も多くありましたが、とても勉強になりました。まだ、70年程しか経っておらず、体験者も存在しているのに、歴史上の出来事のひとつとして捉えられるには早すぎるように感じます。もう少し色々な角度や方法で向き合い、自分なりの理解と考察を持てるようになってみたいと思います。