【読書(6月)】もはや趣味の域?

今月も5冊。どうやら、本格的に読書が趣味になった感がある。最近は通勤の電車以外にも出張の移動が多いので、落ち着いて本を読める時間が取れるってのも理由なんですがね・・・汗。

今月は辻仁成と江國香織の競作である「右岸」と「左岸」で合わせて4冊。あと1冊は奥田英朗。先月まで、古い固めの作品が主だったのに対して、割と流行?に乗ったチョイスな一ヶ月でした。まぁ、節操ないと言うか、手当たり次第と言うか・・・でも読書なんてそんなものじゃないですかね・・・笑。

ただ今、読みかけは三島由紀夫で、鞄の中にはヘミングウェイとギリシャ神話・・・7月もまた、濃い読書の月になりそうです。

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31. 右岸(上) 辻仁成 http://books.rakuten.co.jp/rb/11568884/

32. 右岸(下) 辻仁成 http://books.rakuten.co.jp/rb/11568885/

33.  左岸(上) 江國香織 http://books.rakuten.co.jp/rb/11568886/

34. 左岸(下) 江國香織 http://books.rakuten.co.jp/rb/11568887/

内容は先にblogに書いたので、あまり多くはコメントしませんが・・・・「冷静と情熱のあいだ」とは、同じ競作ですが、かなりストーリーの構成が違っています。前作が痛いようなラブストーリーだったのに対して、こちらは時間と言う川の流れの両岸にある二人の人生を描いた作品です。離れているけど、お互いに見えたり見えなかったり、時折川幅が狭くなったところで、接近したり・・・離れたり・・・正直、多少イライラする場面もある作品です。

内容的に多少読みづらさのある作品ですので、男性は右岸、女性は左岸。それぞれの性別の視点から入ったほうが良いかも知れません。ただ、この作品は一対で成り立ちますので、ぜひ両方を読んで欲しいと思います。

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35. ガール 奥田英朗 http://books.rakuten.co.jp/rb/5951554/

別に最近の映画されたので、ミーハーとして手に取ったのでありません。れっきとした奥田英朗のファンだと言うことを、予め宣言しておきます。

http://girl-movie.jp/index.html

ただ、いつものブック○フの平積みされた作品の中で、新装されたカバーが映画のものだったので、ついつい手を伸ばした・・・ってのは事実ですが・・・ね(汗)

しかし、読んでみると面白い。奥田英朗と言う人も、どんな作家なんだろう?と思ってしまう。インザ・プールに代表される「笑える」伊良部シリーズや、オリンピックの身代金、最悪のような「シリアス&人間模様」。そして今回はOL?でも、読んでみるとなんとなく解るようにも思えるから、これが不思議。あとはファッションセンスでしょうね。これはさすがに判りませんでした(汗)

軽い感じで読める一冊です。暑くて寝付けぬ夜にどーぞ!(笑)

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【読書(5月)】まだまだ快調!

「今月は4冊か・・」と思いながら、blog書くために確認すると、なんと5冊!これで今年は30冊となり、月平均だと6冊と言う勢い。。。こうなると趣味って言うより、生活の一部になった感があります。

今年は、この勢いのまま目標の50冊を達成できそうなので、できるだけ幅広く、質の高い読書をすることを、もうひとつの目標として、あまりジャンルや年代に拘らず読んでみようかと思います。特に、名作とか、多くの人に薦められているような作品(一冊)は、積極的に手を出したいな。。。

まだまだ本を通して、学ぶべき事や学べる事もたくさんあるので、楽しみながら読書を続けたいと思います。

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26. 「粗にして野だが卑ではない」 石田禮助の生涯 城山三郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/535344/

27. もう、きみには頼まない -石坂泰三の世界 城山三郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/978693/

28. 気張る男 城山三郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1526856/

先月の「日本の名作シリーズ」から一転、今月は城山三郎シリースです。石田礼輔(三井物産→国鉄総裁)、石坂泰三(第一生命→東芝→経団連会長)、松本重太郎(関西実業界の帝王)と言う、日本経済を牽引してきた財界トップの人々の生き方に、城山三郎の目とペンを通して触れることができました。本当に、多くの意味で勉強になった作品で、また時間あれば読み返してみたいものです。

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29. 太陽の季節 石原慎太郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1481613/

言わずと知れた、東京都知事の代表作のひとつです。メディアを通してさまざまな発言や情報発信を行っている「彼」について、もっと知ってみたいと思い手を出してみました。時代背景が、現在や自分の大学時代とはかなり異なっているので、作品の内容については何ともコメントしづらいのですが、この作品を大学在学中に書き上げたという事については、その才能と感性の高さにただただ敬服する次第です。

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30. 辞令 高杉良 http://books.rakuten.co.jp/rb/9344052/

ちょっと古い作品(1988年)ですが、ドロドロとした会社組織の人事の裏について、小気味良く、読みやすいテンポで仕上げられた作品です。まぁ、時代は変われど、あまり変わらない部分も多くあるのかな?と思いながら、結構楽しめました。

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おぢさんの自由気ままなユルユル日記