【読書(8月)】慌しい日々でした

いきなり決まった引越しの準備やらに追われて8月は3冊。慌しいなかで、心静かに読書・・・とはいかず、落ち着かないので読もうとしても気持ちが入らない・・・まっ、言い訳ですがね・・・。

40冊を超えて、いよいよ目標の50冊へのカウントダウン開始!ようやく荷物も片付いたので、これから色々と読みすすめてみようかと思います。

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39. 老人と海 アーネスト・ヘミングウェイ/福田恒存 http://books.rakuten.co.jp/rb/1654567/

7月に読んだのをカウントするの忘れてました。実はこの名作も読んでいなかったのです(汗)。いかに学生時代に本を読んでいなかったかと言うことがバレバレですね。

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40. 落日燃ゆ 城山三郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/237007/

8月が読むべき?作品だと思います。戦争がなぜ起こったか?そして、その当時の人々は何を考えていたのか?今さらながら「考えさせてくれる」作品です。広田弘毅と言うひとりの人間を通して、当時の日本と言う国を内面から見ることができた気がします。

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41. 指揮官たちの特攻 幸福は花びらのごとく 城山三郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/1695030/

これまた重たい作品でした。ドキュメンタリータッチで描かれていますが、それぞれの人達の人間性や周囲の人達との関わり方が伝わってくる、悲しい人間ドラマです。「戦争」「特攻」・・・なんだったんでしょうかね・・・。なぜ?と言うことは判りませんが「繰り返してはいけない」と言うことは、はっきりと言い切れると思います。

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42. 打たれ強く生きる 城山三郎 http://books.rakuten.co.jp/rb/354819/

ショートエッセイ集で、人生の大先輩からの温かい応援メッセージです。自分自身のこととは別に、周囲の著名人の生きかたを紹介しながら、人間として、ビジネスマンとして大切にすべきことを教えてくれる、そんな作品です。

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【読書(7月)】夏バテか・・・

7月はちょっとバテた?か、3冊止まり。まぁ、冊数をあまり気にせず、マイペースで楽しみながら読むことが大切!って自己弁護・・・・。しかし、相変わらずのブック○フ通いなんで、古い作品ばっかりなのはどうかとは思いますが・・・ね (汗)

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36. 不道徳教育講座 三島由紀夫 http://books.rakuten.co.jp/rb/1634077/

「潮騒」で「あれっ、三島由紀夫ってこんな作品書いていたんだ」と、自分の(勝手な)「三島由紀夫像」が大きく崩れたのをきっかけに、今度はエッセイを試してみた。で、(大変失礼ながら)これは面白い!数十年の時間が経っているが、まったく色あせていないし、むしろ現代社会への強いメッセージとも取れる内容。正直、感化される部分ありますねーーー。またまた、ほかのも作品読んでみたくなりました。

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37. ギリシアの神々 曽野綾子/田名部昭 http://books.rakuten.co.jp/rb/332957/

(似合わないとは思うが。。。)実はギリシア神話や星座の話にも興味があるんです。そこで、入門書として(やっぱり)ブック○フで見つけて読んでみた。。。神々がエピソードを交えて紹介されていて「へぇーー」とか「ふーーん」と関心させられる内容なんだが、個人的にはタッチが好きになれない。なんと表現するか。。。。「入り込めない」とか「手が止まる」って感じです。これは、教科書の副読本という様子なんで、勉強の一環ですね。。たしかに、いろいろ勉強になり、多少のウンチクは語れるようになったかも知れません(笑)

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38. 燃える秋 五木寛之 http://books.rakuten.co.jp/rb/5830204/

似合わねぇーーーーー!自分でも思う、間違いなく「似合わない」。しかし、面白かった。もう少しドロドロとした内容かと思ったが、それほどでもなく、サクサクと読み進めることができました。まぁ、恋愛部分は置いといて・・・・自分もペルシャについて知りたく、学んでみたくなりました。単純ですねぇ。。。。自分でも思う。でも、興味が沸いてきてしまったのは、仕方ない!ちょっと美術館にでも足を運んでみようかしら・・・・(汗)

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「センター」争奪戦

毎日の通勤で利用する路線では、途中の乗り換え駅で始発に接続しており、タイミングが良ければ座れてしまう。また、これが同じホームなもんだから、乗り換え駅で開くドア前の「センター」ポジションは非常に重要で、争奪のための激しい闘いが行なわれているのでした。

後ろには十分にスペースがあるのに、ドア前に固まり窮屈そうにしている人びと。。。なんてのは当たり前で、乗り換え駅が近づくと肩を入れてドアに少しづつ近づくヤツ。ドアが開いた瞬間を狙って人を掻き分けて飛びたすヤツ。。。などなど、様々な「負けられない闘い」が日々繰り広げられています。

そんな日々の闘いのなか、本日は久々に素晴らしい?名勝負?がありました。

たまたま、今朝は行き先が違うので乗り換えしなくても良かったのだけど、何故かドア前「センター」の隣が空いてたので、ラッキー!と鞄を網棚に置いて本を読んでいた(個人的には荷物を置けるので「センター」よりこちらが好き)。

今朝の「センター」は時々見かける女子学生(きっと中学生)。すぐ隣でドアに向かって立っている。
で、この時刻の電車は、乗り換え駅で開くドアが途中で一度だけ開くので「センター」は一時的にポジションがなくなってしまう。
女子学生は健気にも、乗り降りの邪魔にならないよう?サッと降りて「センター」を空ける。をーっ、ちゃんと躾ができてるねー!とおぢさんが感心していると、オッさんがスタスタと乗り込み、「センター」を確保!中は十分に空いているけど、詰める気はサラサラないようで、他の乗り降り客などお構いなしに、出入り口ど真ん中にデーンと立つ。これは結構高度なテクニック。とても真似出来ないなぁー。。。と半ば呆れながら感心ていると、発車のベル。
と、ここで一旦下車していた例の女子学生が歩み寄り、なんと「センター」のオッさんの前で反転し、背中で押し込み始めた。をーっ!よく見かける基本の技だ!これで「センター」を奪還しようというのね。。。と感心。でもね、奥は空いてるんだから、あなたも無理やり押し込むこともないのでは?
などと考えていると、なんと!押し込まれたオッさんが、体を左右に捩って必死のガードに出た!また、それを無理やり押し込もうとする女子学生!かつて観た事のない必殺技の応酬で「センター」を争う激しい闘いが行われたのです。
結局、体力に勝る?オッさんを完全には押し込めず、女子学生はサイドに流れ、静かに観戦していた私が押し出される形で、本日はドア前に二つの「センター」ができたのでありました。
試合?の後、オッさんは女子学生に背中を向けて立ち、女子学生はオッさんの背中を睨む。うーん、これは遺恨試合になりそうな予感。再戦を期待したいものです。いやー、久々に朝からイイネタいただきました!

で、乗り換え駅では「センター」を争った両雄は、次なる座席確保の闘いへと足早に向かいました。本日は乗り換えのない私は両雄の背中を見送りながら、降車客の邪魔にならないよう一旦降りると、なんと中にいた(別の)オッさんが、これまた他の客の事など知ったこっちゃない!と、ササと私が空けた場所をキープ!何じゃーそりゃ?!ここでも真似ができそうもない高度なテクニック!参りました。

いやー、この街で闘うためには、まだまだ修行が足らないなぁー。。。と、痛感しつつ、勝てない自分を「これで良い」と素直に納得するのでした。

(独り言)女子学生と死闘?を演じたオッさんは某大手生保会社名の入ったネックストラップしてたなぁー。。。企業としての品格。。違う!戦闘能力の高さを伺い知った気がする。きっと、ここの商品は(ハードル高くて)契約せんだろうなー

チャン!チャン!

【読書(6月)】もはや趣味の域?

今月も5冊。どうやら、本格的に読書が趣味になった感がある。最近は通勤の電車以外にも出張の移動が多いので、落ち着いて本を読める時間が取れるってのも理由なんですがね・・・汗。

今月は辻仁成と江國香織の競作である「右岸」と「左岸」で合わせて4冊。あと1冊は奥田英朗。先月まで、古い固めの作品が主だったのに対して、割と流行?に乗ったチョイスな一ヶ月でした。まぁ、節操ないと言うか、手当たり次第と言うか・・・でも読書なんてそんなものじゃないですかね・・・笑。

ただ今、読みかけは三島由紀夫で、鞄の中にはヘミングウェイとギリシャ神話・・・7月もまた、濃い読書の月になりそうです。

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31. 右岸(上) 辻仁成 http://books.rakuten.co.jp/rb/11568884/

32. 右岸(下) 辻仁成 http://books.rakuten.co.jp/rb/11568885/

33.  左岸(上) 江國香織 http://books.rakuten.co.jp/rb/11568886/

34. 左岸(下) 江國香織 http://books.rakuten.co.jp/rb/11568887/

内容は先にblogに書いたので、あまり多くはコメントしませんが・・・・「冷静と情熱のあいだ」とは、同じ競作ですが、かなりストーリーの構成が違っています。前作が痛いようなラブストーリーだったのに対して、こちらは時間と言う川の流れの両岸にある二人の人生を描いた作品です。離れているけど、お互いに見えたり見えなかったり、時折川幅が狭くなったところで、接近したり・・・離れたり・・・正直、多少イライラする場面もある作品です。

内容的に多少読みづらさのある作品ですので、男性は右岸、女性は左岸。それぞれの性別の視点から入ったほうが良いかも知れません。ただ、この作品は一対で成り立ちますので、ぜひ両方を読んで欲しいと思います。

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35. ガール 奥田英朗 http://books.rakuten.co.jp/rb/5951554/

別に最近の映画されたので、ミーハーとして手に取ったのでありません。れっきとした奥田英朗のファンだと言うことを、予め宣言しておきます。

http://girl-movie.jp/index.html

ただ、いつものブック○フの平積みされた作品の中で、新装されたカバーが映画のものだったので、ついつい手を伸ばした・・・ってのは事実ですが・・・ね(汗)

しかし、読んでみると面白い。奥田英朗と言う人も、どんな作家なんだろう?と思ってしまう。インザ・プールに代表される「笑える」伊良部シリーズや、オリンピックの身代金、最悪のような「シリアス&人間模様」。そして今回はOL?でも、読んでみるとなんとなく解るようにも思えるから、これが不思議。あとはファッションセンスでしょうね。これはさすがに判りませんでした(汗)

軽い感じで読める一冊です。暑くて寝付けぬ夜にどーぞ!(笑)

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おぢさんの自由気ままなユルユル日記