読書 【読書】「新編忠臣蔵(kindle版)」吉川英治 2016年6月9日 kshinzato コメントする 先に読んだ「堀部安兵衛(池波正太郎)」に加え、二作目の忠臣蔵、今回は全20巻を一気読了! 大石内蔵助を中心に描かれた作品ですが、人間としての凡庸さと葛藤、取り巻く人たちの個性なども生き生きと表現されています。 五代将軍綱吉の時代、生類憐みの令により人間が犬以下に扱われ、武士も誇りを失いつつあった頃に起こった赤穂浪士の討ち入りは、忘れかけていた「義」や「忠」の心を思い起こさせたため、永く美談として語り継がれているのでしょうね。 さてさて、現代の幕府はいかがなものでしょうね?(苦笑) 浅野家菩提寺だった泉岳寺は、内匠頭、浪士の墓塔、首洗い井戸等、作品を史実として裏付けてくれます。 共有:FacebookX