「センター」争奪戦

毎日の通勤で利用する路線では、途中の乗り換え駅で始発に接続しており、タイミングが良ければ座れてしまう。また、これが同じホームなもんだから、乗り換え駅で開くドア前の「センター」ポジションは非常に重要で、争奪のための激しい闘いが行なわれているのでした。

後ろには十分にスペースがあるのに、ドア前に固まり窮屈そうにしている人びと。。。なんてのは当たり前で、乗り換え駅が近づくと肩を入れてドアに少しづつ近づくヤツ。ドアが開いた瞬間を狙って人を掻き分けて飛びたすヤツ。。。などなど、様々な「負けられない闘い」が日々繰り広げられています。

そんな日々の闘いのなか、本日は久々に素晴らしい?名勝負?がありました。

たまたま、今朝は行き先が違うので乗り換えしなくても良かったのだけど、何故かドア前「センター」の隣が空いてたので、ラッキー!と鞄を網棚に置いて本を読んでいた(個人的には荷物を置けるので「センター」よりこちらが好き)。

今朝の「センター」は時々見かける女子学生(きっと中学生)。すぐ隣でドアに向かって立っている。
で、この時刻の電車は、乗り換え駅で開くドアが途中で一度だけ開くので「センター」は一時的にポジションがなくなってしまう。
女子学生は健気にも、乗り降りの邪魔にならないよう?サッと降りて「センター」を空ける。をーっ、ちゃんと躾ができてるねー!とおぢさんが感心していると、オッさんがスタスタと乗り込み、「センター」を確保!中は十分に空いているけど、詰める気はサラサラないようで、他の乗り降り客などお構いなしに、出入り口ど真ん中にデーンと立つ。これは結構高度なテクニック。とても真似出来ないなぁー。。。と半ば呆れながら感心ていると、発車のベル。
と、ここで一旦下車していた例の女子学生が歩み寄り、なんと「センター」のオッさんの前で反転し、背中で押し込み始めた。をーっ!よく見かける基本の技だ!これで「センター」を奪還しようというのね。。。と感心。でもね、奥は空いてるんだから、あなたも無理やり押し込むこともないのでは?
などと考えていると、なんと!押し込まれたオッさんが、体を左右に捩って必死のガードに出た!また、それを無理やり押し込もうとする女子学生!かつて観た事のない必殺技の応酬で「センター」を争う激しい闘いが行われたのです。
結局、体力に勝る?オッさんを完全には押し込めず、女子学生はサイドに流れ、静かに観戦していた私が押し出される形で、本日はドア前に二つの「センター」ができたのでありました。
試合?の後、オッさんは女子学生に背中を向けて立ち、女子学生はオッさんの背中を睨む。うーん、これは遺恨試合になりそうな予感。再戦を期待したいものです。いやー、久々に朝からイイネタいただきました!

で、乗り換え駅では「センター」を争った両雄は、次なる座席確保の闘いへと足早に向かいました。本日は乗り換えのない私は両雄の背中を見送りながら、降車客の邪魔にならないよう一旦降りると、なんと中にいた(別の)オッさんが、これまた他の客の事など知ったこっちゃない!と、ササと私が空けた場所をキープ!何じゃーそりゃ?!ここでも真似ができそうもない高度なテクニック!参りました。

いやー、この街で闘うためには、まだまだ修行が足らないなぁー。。。と、痛感しつつ、勝てない自分を「これで良い」と素直に納得するのでした。

(独り言)女子学生と死闘?を演じたオッさんは某大手生保会社名の入ったネックストラップしてたなぁー。。。企業としての品格。。違う!戦闘能力の高さを伺い知った気がする。きっと、ここの商品は(ハードル高くて)契約せんだろうなー

チャン!チャン!